大人でもコーヒーが飲めない人は多くいるようです。
砂糖を大量に入れないとコーヒーが飲めない人、牛乳を入れないと飲めない人、砂糖も牛乳もいれないと飲めない人、いろんなタイプがいます。

大のコーヒー好きで飲む時は基本的にブラックの私にはあまり理解できません。
もちろん、私も砂糖や牛乳をいれてコーヒーを飲むことはあるので、コーヒーはブラック以外認めない、なんてことはいいませんが、やはりコーヒーのコーヒーたる要素はあの苦味だと思うので、その苦味を消さないと飲めないと言うならいっそ飲まなければいいのに、と思ってしまうんです。

姉もコーヒーが苦手な1人です。普通のコーヒーは飲むことができません。
でも姉はほかの人と違って、かなり変わった飲み方でならコーヒーを飲むことができます。

それは、インスタントコーヒーを規定の量の何倍ものお湯でありえないほど薄める、という飲み方です。
はっきり言って、あれはとてもコーヒーとはいえません。
まず色が、紅茶程度の濃さしかないのです。
匂いも確かにコーヒーのそれではあるのですが、色と同様に非常に薄まったものになっています。

一度、無理やり飲まされたことがありました。
「おいしいから!絶対おいしいから!騙されたと思って!世界変わるから!」
騙されたくないし世界も変えたくない!と必死に抵抗しましたが、結局飲まされました。
……はっきり言って、激マズでした。
コーヒーでなく、味や風味で言ったら麦茶やほうじ茶に近いような、なんともいえない味でした。
私が黙りこくっていると、姉は目を輝かせて「ほら!おいしくてびっくりしてるんでしょ~。世界変わったでしょ!」といってきました。
まだ手に持ったままだった麦茶モドキを姉にかけなかった自分を褒めてやりたいとすら思います。

やっぱり、コーヒーはコーヒーとして本来あるべき姿で飲むべきだと思います。